4月1日の改正健康増進法施行により、飲食店は原則禁煙になります。
これまで禁煙にしようかなと思っていたけれども、タバコを吸うお客さんに気兼ねして、禁煙に踏み切れなかったという飲食店主の話をちょくちょく伺います。
こうした方のうち、今回の改正健康増進法施行を一種の言い訳にして、この機会にお店を禁煙化される方もいらっしゃるようです。
ただ、お客さんにどう伝えたらよいか迷っているという声をいただいたので、告知用の貼り紙案を作成しました。
自由にお使いください。
まず1つめ。シンプルなバージョンです。淡々としたものです。
次に「保健所の指導により」というひとことを加えたバージョンです。やや虎の威を借る感が出ています。
最後にきちんと内容まで説明したものです。
20歳未満のお客さん(を含むグループ)に来店してほしいというメッセージも出したものです。
先日も書いたように(こちら)、改正健康増進法の大きな理解は、禁煙にするか or 20歳未満立入禁止と出入口に掲示するか ということになります。
20歳未満のお客さん(を含むグループ)をターゲットが外すというのも一つの経営判断でしょう。
成人の喫煙率が20%を切っている現代において、敢えてニッチなマーケットを目指すというのも一つの経営判断であると思います。
また本年4月1日以降は喫煙可能室を設けた飲食店は設置不可能になるため(あくまで経過措置)、レアな存在として生き残りをはかるというのもアリだと思います。
ただ逆に言うとこうした、敢えて狭いマーケットを狙うといった割り切りを持たない限りは、禁煙化することが合理的な判断になるようです。